
かつて脱毛といえば女性のものでしたが、近年メンズでも脱毛する人が増えています。
なかでも人気なのがヒゲ脱毛です。
とはいえ初めてだと不安に思うことがあるでしょう。
- 本当に効果あるの?
- 痛いのかな?
- 費用がけっこうかかるって聞いたけど?
など、いろいろと。
そこで本稿では、ヒゲ脱毛のデメリット、メリットについて、余すところなく解説しています。
記事を読めば、ヒゲ脱毛のプラス面とマイナス面が分かり、施術をするかしないか決断できるようになるでしょう。
目次
- 1 ヒゲ脱毛のデメリット
- 2 【デメリット1】ヒゲを生やすことができないリスク
- 3 【デメリット2】日焼けができない
- 4 【デメリット3】強い痛みを感じる可能性がある
- 5 【デメリット4】火傷(やけど)リスク
- 6 【デメリット5】肌が荒れる可能性がある
- 7 【デメリット6】1回では終わらない通院
- 8 ヒゲ脱毛のメリット
- 9 【メリット1】女性の好感度がアップ
- 10 【メリット2】ヒゲ脱毛で生涯コストが安い
- 11 【メリット3】肌荒れ解消
- 12 【メリット4】剃刀(カミソリ)で肌を傷つけない
- 13 【メリット5】青髭で悩まなくなる
- 14 【メリット6】ヒゲコンプレックスがなくなる
- 15 【メリット7】毎日の髭剃りなし!朝が楽!
- 16 ヒゲ脱毛3つの方法と効果とは?
- 17 美容電気脱毛
- 18 医療レーザー脱毛
- 19 フラッシュ脱毛
- 20 施術前後の注意事項
- 21 生活リズムを整える
- 22 日焼けに注意
- 23 施術前はノンアルコール
- 24 事前処理
- 25 まとめ
ヒゲ脱毛のデメリット
ヒゲ脱毛で後悔しないためには、事前にデメリットを知っておくことが欠かせません。
まずはヒゲ脱毛のデメリットを確認しておきましょう。
【デメリット1】ヒゲを生やすことができないリスク
当然ながらヒゲ脱毛をすると、施術前のようにはヒゲが生えてこなくなります。
ですから仮に施術後に
- ヒゲがあった方がよかった
- 思ったより童顔になってしまった
となっても元の状態に戻すことはできません。
【デメリット2】日焼けができない
後述しますがレーザー脱毛やフラッシュ脱毛で用いるマシンは「メラニン」に反応して照射されるものです。
日焼けするとメラニンがたくさん分泌されます。
するとヒゲ以外の部分にもマシンが反応してしまい、うまく施術ができなくなってしまうのです。
【デメリット3】強い痛みを感じる可能性がある
ヒゲ脱毛は、脱毛のなかでも特に強い痛みを伴います。
というのも顔は他の部位と比較して皮膚が薄く、また神経も多く集まっているため、そもそも痛みを感じやすいためです。
なかでもニードル脱毛は痛みが大きく、施術を断念してしまう人も。
ただ、今は昔と比べてヒゲ脱毛の技術・マシンもずいぶんと進化していますから痛みを抑えながらヒゲ脱毛することができます。
医療脱毛なら麻酔を使用することも可能です。
【デメリット4】火傷(やけど)リスク
ヒゲ脱毛はレーザーによる熱でヒゲの毛生を抑制をするものです。
もちろんクリニックやサロンによって施術の際、冷却装置で冷やしてはくれます。
場合によっては次のようなことを引き起こす可能性があります。
など。
- 皮膚が赤く腫れあがる
- 火傷(やけど)を起こす
【デメリット5】肌が荒れる可能性がある
ヒゲ脱毛は肌への負担が大きく、肌荒れに繋がるケースもあります。
肌には本来バリア機能が備わっているものの、レーザーや光などのダメージを受けると肌の乾燥が進み、バリア機能が 一時的に低下してしまうのです。
肌のバリア機能が低下すると、刺激に対して過敏になり、肌荒れを引き起こすことがあります。
【デメリット6】1回では終わらない通院
ヒゲ脱毛は、一回通院しただけでは完了しません。
基本的にヒゲ脱毛の施術は表皮近くに出てきた毛にアプローチするものであり、毛周期の「成長期」を狙い撃ちして施術しなければ効果を得られないからです。
施術回数は脱毛の種類や、どこまでを目指すのかにより異なります。
個人差もありますが、目安は以下の通りです。
レーザー脱毛
- 自己処理が減る5~6回
- ツルツルになる~13回
光脱毛
- 自己処理が減る8~10回
- ツルツルになる~25回
ニードル脱毛
- 自己処理が減る5~6回
- ツルツルになる~15回
※詳しくは施術所の公式サイトでご確認ください。
【デメリット7】初期費用がかかる
ヒゲ脱毛の施術には、安くない費用がかかります。
たとえばゴリラクリニックでは、鼻下・アゴ・アゴ下を合計6回照射すると74,800円(税込)かかります。
値段も脱毛の種類やお店、どこまでを目指すのかにより異なります。
個人差もありますが、目安は以下の通りです。
レーザー脱毛
- 自己処理が減る 7~9万円
- ツルツルになる 13~18万円
光脱毛
- 自己処理が減る 8~10万円
- ツルツルになる 20~22万円
ニードル脱毛
- 自己処理が減る 15~20万円
- ツルツルになる 25~35万円
※詳しくは施術所の公式サイトでご確認ください。
以上がデメリットになります。
デメリットがある反面メリットも存在しますので、ご安心ください!
次は、ヒゲ脱毛のメリットをお伝えいたします。
ヒゲ脱毛のメリット
「そんなにデメリットがあるならやめておこうかな」そんな風に感じましたか?けれどもよく考えてみてください。
なぜ、2021年現在、これほどまでにヒゲ脱毛が流行っているのか?
なぜ新しいお店が次々と出ているのか?
そう、デメリットを上回るメリットがあるからです。
では具体的に、どんなメリットがあるのでしょうか。
【メリット1】女性の好感度がアップ
まず、清潔感が出て、女性からの好感度があがります。
こういうと次のように感じる方もいらっしゃるかもしれません。
- 「いやいや、ヒゲ好きの女子もいるでしょ」
- 「おしゃれヒゲはモテるんじゃ?」
と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
メンズ脱毛調査結果ここで、メンズ脱毛の総合情報サイト「ツルオ」( https://tsuruo.com/ )を運営する株式会社Liberes(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:羽田 憲人)が2020年におこなったインターネット調査をご紹介します。(調査対象者:20~39歳 女性240名調査期間:2020年2月21日(金)~2月25日(火))
調査では女性を対象に、男性のフェイスケア及びヒゲ、ヒゲ脱毛に関する意見をききました。
女性のイメージ調査結果
そのなかで「ヒゲがある男性とない男性、どちらが好きですか?」という設問では、84.6%の女性がヒゲのない男性が好きと回答する結果になったのです。
つまりヒゲ脱毛をすれば、世のなかの大半の女性の好感度がアップするということになります!
ここで、メンズ脱毛の総合情報サイト「ツルオ」を運営する株式会社Liberes(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:羽田 憲人)が2020年におこなったインターネット調査をご紹介します。(調査対象者:20~39歳 女性240名調査期間:2020年2月21日(金)~2月25日(火))
【メリット2】ヒゲ脱毛で生涯コストが安い
ヒゲ脱毛の施術には費用がかかることを前述しました。
しかし一旦ヒゲ脱毛をすると、髭剃りの負担が軽減します。
1年で1825分(5×365)、約30時間の時短が可能です。
25歳でヒゲ脱毛をして、70歳まで働いたと仮定した場合
5×365×45=82125分=1368時間
1368÷24=57
なんと約57日間分の時間を節約できる計算です。
もちろん剃刀(カミソリ)やシェーバー、クリームにかかる費用も不要になります。
【メリット3】肌荒れ解消
剃刀(カミソリ)を使うにせよ電気シェーバーを使うにせよ、髭を剃るという行為は皮膚にダメージを与えることは想像がつきますよね。
それが毎日ともなると、相当に負荷がかかり、肌荒れにつながります。
肌が傷つくことでバリア機能が低下し、肌荒れやニキビなど肌トラブルの原因にもなります。
ヒゲ脱毛をすることで肌荒れが起こることもなくなるのです。
【メリット4】剃刀(カミソリ)で肌を傷つけない
剃刀(カミソリ)でヒゲそりをしていると、うっかり肌を傷つけてしまうことがあります。
いわゆる「カミソリ負け」です。
ヒゲ脱毛をすることで、カミソリ負けの心配もなくなります。
【メリット5】青髭で悩まなくなる
青髭に悩んでいる人、とても多いです。
ヒゲ脱毛をすれば青髭で悩むこともなくなります。
【メリット6】ヒゲコンプレックスがなくなる
ヒゲが濃いと朝しっかり剃っても夕方には生えてきてしまい、憂鬱ですよね。
ヒゲで悩んでいる場合、ヒゲ脱毛をすることでコンプレックスが解消されます。
【メリット7】毎日の髭剃りなし!朝が楽!
髭剃りの手間がなくなるため、朝が楽です。
空いた時間にテレビを見たり新聞を読んだりできます。
コーヒー一杯分長く寝ていることも可能です。
ヒゲ脱毛3つの方法と効果とは?
ヒゲ脱毛にも種類があり、効果も違います。
「思っていたより効果ないじゃん!」「こんなはずじゃなかった」とならないよう、事前にチェックしておきましょう。
美容電気脱毛
美容電気脱毛は一つひとつの毛穴に針を挿入し、電流や高周波を流すことで毛根や毛を作る毛乳頭にダメージを与える方法です。
針を使用するため「ニードル脱毛」ともいわれます。
美容電気脱毛はその場で毛が消滅するのも魅力です。
メリット
- 効果が高い
- 肌色・肌質にかかわらず高い効果
- 細かなデザインも可能
- 白髪や産毛にも可能
デメリット
- 強い痛み
(医療クリニックでは「絶縁針」と呼ばれる針を使用。先端以外は絶縁状態で電気が流れないためサロンでの施術よりも痛みが軽減) - 施術に時間がかかる
- 費用が高額
我慢強い方、高い効果を望む方におすすめです。
医療レーザー脱毛
レーザーを照射する方法です。おこなえるのはクリニックのみ。
照射するレーザーはメラニン色素に反応するため日焼けほくろやあざ、しみ、タトゥーなどがある箇所には施術できません。
メリット
- 高い効果を得られる
- 短期間で完了
デメリット
- 照射パワーが強い分、痛みも大きい
- 料金か高い
(ただし高い効果を得られるのでトータルで見れば安く上がる=コスパは良い) - 施術期間は日焼けできない
レーザー脱毛は脱毛期間をなるべく短縮したい方、キチンとヒゲ脱毛したい方におすすめです。
毛根組織から破壊するので、ヒゲが濃い方にも向いています。
フラッシュ脱毛
フラッシュ脱毛は光を照射し、毛根に熱ダメージを与え脱毛させる方法です。
光はメラニン色素に反応し照射されるので、メラニン色素の多い「成長期」にあわせて施術することが必要です。
フラッシュ脱毛には種類があります。
IPL式脱毛メラニン色素に反応する光を照射し、熱を発生させることで発毛細胞のはたらきを抑制
SSC式脱毛ジェルの上から光を当て毛を徐々に細くし、毛の再生を抑える
SHR式脱毛発毛を促す「バルジ領域」に熱を与え毛の再生を抑制する
いずれも、毛根の組織そのものは破壊しません。
メリット
- 痛みが少ない
- 費用が安く手軽にできる
- 広い範囲に照射可能
デメリット
- 効果が薄い
- 成長期にあわせて行う必要があるため脱毛完了まで時間がかかる
フラッシュ脱毛の特徴のひとつが、痛みの少なさです。
美容電気脱毛、医療レーザー脱毛と比べ1回の料金は安くすむので痛みに弱い方や、学生など手軽に脱毛したい方にはおすすめといえます。
施術前後の注意事項
同じヒゲ脱毛をするにしても、どうせやるなら万全を期して施術を受けたいもの。
実はヒゲ脱毛を快適・効果的に受けるために、施術前後に注意すべき点があります。
後悔しないためにも、必ず押さえておきましょう。
生活リズムを整える
お肌を健康的な状態で施術を受けることが大切です。
そのために、施術期間中はできるだけ生活リズムを正すことを意識しましょう。
たとえば睡眠が不規則だと、神経が過敏になりやすく、脱毛施術時に痛みを感じやすくなります。
また夜更かしすると体内のホルモンバランスが乱れ、お肌のダメージになりかねません。
規則正しい生活を送ることで、万全な状態で施術を受けられるようになります。
日焼けに注意
レーザー脱毛はメラニン色素に反応します。日焼けするとメラニン色素が分泌され、レーザーが過剰に照射されてしまいます。
その結果、ヒゲ脱毛がうまくいかないのはもちろん、脱毛による火傷などのリスクが高まってしまうわけです。
また日焼けをした肌は、炎症を起こした状態。
過敏になっているので痛みを感じやすい傾向にあります。
そして日焼けによってメラニン色素が多く分泌されるとその分余計にレーザーが反応し、痛みが強くなります。
施術前は極力日焼けしないよう、日焼け止めや帽子などで紫外線対策をしましょう。
ヒゲ脱毛は少なからず刺激となりますから、施術後、お肌は敏感になっています。
紫外線のダメージも受けやすいので、施術後も日焼け対策をすることが大切です。
施術前はノンアルコール
アルコール飲料の摂取は、以下のような影響をおよぼします。
- 血行を促進させ肌が過敏な状態になる
- 水分が失われ皮膚が乾燥しがちになる
すると、施術時に痒みや痛みを感じやすくなってしまいます。
可能であれば、施術前はお酒は我慢するのがおすすめです。
事前処理
皮膚表面にヒゲが出ている状態で施術すると、そこにレーザーが反応し、火傷(やけど)を起こしてしまう可能性があります。
ですから事前に自宅で処理をすることが大切です。
ただし、注意が2つあります。
まずは深剃りしないこと。
肌表面に傷がつくと施術できないからです。(実際、当日の施術を断念せざるを得ないケースもあります)
次が毛を抜かないこと。ヒゲ脱毛は毛穴のなかのヒゲに熱ダメージをあててヒゲを生えなくするものです。
つまり毛穴にまったくヒゲが残っていないとマシンが反応せずヒゲ脱毛ができません。
以上から、事前処理は「電気シェーバーで軽く剃っておく」これがベストです。
まとめ
ヒゲ脱毛にはデメリットもありますが、メリットも大きいです。
現在これほどまでにヒゲ脱毛が興隆しているのも、メリットがデメリットを上回ることの何よりの証拠です。
プラス面・マイナス面を前もって把握し、後悔のないヒゲ脱毛をしましょう!